学校ブログ

【4学年】防災学習 ~飯山・栄村をめぐって~

西大滝と栄村方面へ社会見学に行ってきました。最初に訪れた西大滝の六地蔵は、長野県北部地震の際に、南を向いていたはずのものが、90度向きを変えて東の震源地栄村の方向を向いたことで知られています。見て驚きましたが、まるで人間が手を加えて向きを変えたかのように、6体とも同じ栄村の方向を向いていました。

栄村震災復興祈念館「絆」では、震災を経験した方の証言ビデオや震災時の出来事を語り継ぐための写真パネルなどを目にし、学習してきたことの理解を深めました。中でも、10年経った今なお全国各地から支援や応援の声が寄せられていることに子どもたちは関心を寄せていました。

また、校長先生の案内のもと、見学の道中様々な場所で自然災害からくらしを守るための工夫や努力を目にすることができました。千曲川では、台風19号災害を受けて、クレーンで川底を削って川の流れの通りを改善していたり、栄村にあるお堂では、土を盛って水害対策をしたりしていました。「なぜここで工事をしているのだろう」と社会科の視点をもって街をながめることで見える世界が変わってくると感じました。